1. スーツケース選びは「旅行日数」で決まる
旅行前の準備って、ワクワクする反面「どのスーツケースを持っていくか」で悩んだ経験、ありませんか?
特に3泊4日〜1週間ほどの旅行って、ちょうど“中間サイズ”が必要になる期間なんですよね。小さすぎると荷物が入らない、大きすぎると持ち運びが不便。結局「思ってたのと違う…」となりがちなんです。
そんなとき、真っ先に考えるべき基準は「旅行日数」です。
というのも、スーツケースの容量(L=リットル)は、基本的に1日あたり10L前後が目安。つまり、
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3泊4日 ⇒ 30〜45L
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5泊6日 ⇒ 50〜65L
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7泊 ⇒ 60〜80L
このあたりがひとつの目安になります。
ただし、これは“荷物の少ない人”を基準にしているため、以下のような条件で前後します。
旅行日数以外に考えるべき3つの要素
1. 季節と服装
夏と冬では衣類のかさが全然違います。冬はニットやアウターがかさばるため、同じ日数でも10Lほど多めの容量があると安心です。
2. 旅先での洗濯予定の有無
「途中で洗濯するから荷物を減らせる」という方は小さめのスーツケースでもOK。ただし洗剤やランドリーバッグを持ち込むなら、結局そのぶんのスペースも必要になります。
3. お土産・現地購入品の量
スーツケースをパンパンにして出発すると、帰りにお土産が入らない…というあるある問題も。余裕を持って“容量80〜90%以下”で出発できるサイズを選ぶと安心です。
とはいえ、サイズがちょうどよくても「重すぎて運べない」「車輪がガタガタしてイライラする」なんてこともありますよね。つまり、容量だけでなく“全体バランス”で選ぶのが大切なのです。
次章では、あなたの旅行スタイルに合わせた「スーツケースの最適サイズ目安」を、より具体的にご紹介していきます!
2. 旅行スタイル別に見る最適サイズの目安
スーツケースの容量やサイズは、旅行日数だけでは決まりません。
「どこに行くか」「どうやって移動するか」「何を持っていくか」によって、同じ3泊でも必要な条件はガラッと変わります。
ここでは、代表的な旅行スタイルごとに、どんなスーツケースが適しているのかを具体的に見ていきましょう。
🚅 国内旅行(新幹線・車移動)の場合
国内旅行では、そこまで大きな荷物を必要としないことが多いです。特に新幹線や車移動であれば、スーツケースの重量やコンパクトさよりも、収納力のバランスと手軽さが重要になります。
おすすめ容量:40L〜55L(Mサイズ)
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新幹線の荷物棚に置きやすいサイズ
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エキスパンダブル(拡張機能)があると、帰りのお土産対策に便利
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小回りのきく4輪キャスターがおすすめ
また、車移動の場合はスーツケースを積みやすいかどうかもポイント。ソフトタイプよりもハードタイプの方が積み重ねやすくて安定感があるため、家族旅行にも人気です。
✈ 海外旅行(飛行機移動)の場合
飛行機を利用する海外旅行では、預け入れ荷物の制限が選び方の大前提になります。
たとえば、LCCでは受託手荷物が有料、レガシーキャリア(JALやANAなど)では23kgまで無料といったルールがあります。そのため、「軽さと容量の両立」がキモです。
おすすめ容量:60L〜75L(M〜Lサイズ)
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軽量なポリカーボネート製がベスト(できれば4kg未満)
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TSAロック付きならアメリカ圏も安心
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丈夫なキャスター+360度回転タイプが便利
さらに、空港での受け取り時に“間違えられにくい”ように、目立つ色や個性的なデザインを選ぶ人も多くなっています。
💼 出張やビジネス利用の場合
出張の場合は、荷物の量よりも「スマートさ」や「機能性」を重視する人がほとんどです。衣類のしわ防止構造、書類が入るポケット、キャリーバー付きのPCケースが一体化しているものなどが人気。
おすすめ容量:35L〜50L(S〜Mサイズ)
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スーツやワイシャツを折りたたまず収納できる内装設計
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キャスター音が静かだと深夜移動も快適
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機内持ち込み可能サイズが好まれやすい
2〜3泊程度の国内出張なら、リュック+Sサイズのスーツケースでも十分な場合も。無駄に大きすぎると移動時のストレスになるため、最小限の工夫で最大限の機能性を。
旅行はスタイルによって「快適なスーツケース」の条件がまったく異なります。
自分がよく行く旅行のタイプをイメージしながら、ぴったりのサイズや機能を選ぶことが、旅の満足度をグッと高めるコツです。
次は、スーツケースを選ぶうえで必ずチェックしたい5つのポイントを詳しく解説します!
3. スーツケースを選ぶ5つのチェックポイント
サイズ感や旅行スタイルが決まったら、次に注目したいのが「スーツケースの性能や使い勝手」です。
見た目が良くても、使いづらかったり耐久性が弱かったりすると、旅先でのストレスが一気に増えてしまいます。
ここでは、買う前に絶対にチェックしておきたい5つのポイントを、わかりやすくまとめました。
① 容量(L)とサイズのバランス
先ほど触れたように、スーツケースは「何泊か」だけでなく、「どんな荷物を持っていくか」によっても容量の理想が変わってきます。
重要なのは、外寸(縦・横・奥行)と内部容量のバランスです。
見かけは大きくても、中の構造や収納の仕切りによって、実際に使えるスペースが思ったより狭い場合もあります。
特に拡張ファスナー(エキスパンダブル)付きのモデルは、容量が可変なのでとても便利です。
② 軽量さと頑丈さのバランス
軽いほうが持ち運びには楽ですが、あまりに軽量すぎると「素材が薄くて割れやすい」というデメリットも。
おすすめはポリカーボネート素材+リブ構造(表面が波打っているような形)を採用したモデル。軽さと強度を両立しやすいです。
特にLサイズ以上の場合は「強度」が旅の快適さを左右するため、ある程度の重量(4〜5kg前後)があっても丈夫なものを選びましょう。
③ キャスターの性能(静音性・旋回性)
スーツケースの使い勝手を最も左右するのが「キャスターの性能」と言っても過言ではありません。
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4輪タイプかどうか(2輪より断然ラク)
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360度回転するかどうか
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静音タイヤかどうか(深夜の移動や駅構内で重要)
特に最近は、**ダブルホイール(車輪が2重構造)**になっていて、段差や凹凸にも強く、安定した走行が可能なモデルが人気です。
④ 鍵・セキュリティ機能
国際線を使うなら、TSAロック付きは必須です。
TSAロックは、アメリカ運輸保安局が特殊ツールで開錠できる仕組みになっており、セキュリティチェックでスーツケースを壊されるリスクを減らせます。
加えて、ダイヤル式/キー式/両方対応など種類があるため、自分に合った施錠タイプを選ぶのがポイントです。
⑤ 内装や仕切り、ポケットの使いやすさ
外からはわからないのが「内装の工夫」。
以下のようなポイントに注目しましょう。
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片面がフタ式で、もう片面はメッシュ収納タイプ
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ファスナー付きの小物ポケットが複数ある
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濡れたものを入れられる防水ポーチが付属している
旅行中は思っている以上に物が増えたり移動したりします。
使いやすい内装は、荷造りのストレスを大幅に減らしてくれます。
4. 2025年おすすめ!3泊〜7日対応スーツケース10選
ここからは、旅行スタイルや目的別にぴったりな「3泊4日〜1週間旅行向け」のスーツケースを厳選してご紹介します。
「軽い・丈夫・静か・たくさん入る」など、先ほどご紹介したチェックポイントを基に、実際の利用者レビューでも高評価のモデルを中心にまとめました。
購入リンクも掲載していますので、気になるものはぜひチェックしてみてください。
① サムソナイト コスモライト 69L(約3〜6泊向け)
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圧倒的な軽さとしなやかな強度
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どの路面でもスムーズなダブルホイール
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② リモワ エッセンシャルチェックインM 60L(約3〜5泊)
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憧れブランドの機能派モデル
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TSAロック、分割収納、静音キャスター搭載
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高価だけど一生モノクラスの品質
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③ プロテカ エアロフレックス ライト66L(約4〜6泊)
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国産で超軽量!それでいて頑丈
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フロントオープンと内装仕切りが優秀
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電車・飛行機どちらにも向く万能型
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④ イノベーター INV50(61L)(約3〜5泊)
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北欧デザインが人気
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マットな質感と目立ちすぎないロゴが上品
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エキスパンダブルで容量調整可能
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⑤ レジェンドウォーカー B-5801(66L)(約5〜7泊)
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コスパ重視派に圧倒的人気
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拡張機能+フック付きで実用性抜群
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見た目も高級感あり、安っぽさなし
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⑥ ACE クレスタ スーツケース 70L (約6〜8泊)
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1940年創業の日本のバッグメーカー、エース株式会社から誕生したブランド。
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エキスパンド機能で6Lも容量がアップ
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TSAダイヤルロック
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⑦ アメリカンツーリスター サウンドボックス 71L(約5〜7泊)
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ポップで若々しいカラー展開
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容量拡張付きで使いやすい
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サムソナイトの姉妹ブランドで品質も◎
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⑧ トゥミ ALPHA3 エクスパンダブル 67L(約4〜7泊)
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ビジネス向けに強い信頼と支持
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しっかりとした縫製と耐久性
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フロントポケットにPCや書類が入る
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⑨ 無印良品 ハードキャリー 75L(約5〜7泊)
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シンプルで無駄のない設計
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衝撃吸収キャスターで静音性能も◎
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手頃な価格と使いやすさで支持率高し
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⑩ DELSEY シャトレ エアー 69L(約4〜6泊)
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フランス発のおしゃれスーツケース
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ヴィンテージ調×機能性の絶妙バランス
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宿や空港で目を惹くデザイン性が魅力
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いかがでしたか?
ブランド重視派、価格重視派、デザイン重視派、それぞれのニーズに応えるラインナップを意識してご紹介しました。
次は、スーツケース選びで実際によくある失敗パターンとその回避法をご紹介します。
5. よくある失敗とその回避法
スーツケース選び、実は「間違った選び方」がかなり多いのが現実です。
見た目や価格だけで選んでしまい、「こんなはずじゃなかった……」と後悔する人は後を絶ちません。
ここでは、実際に寄せられる声やレビューでよく見かける失敗例を紹介しつつ、同じ轍を踏まないための解決策もセットでご紹介します。
「小さすぎて荷物が入らなかった」
これ、特に3泊以上の旅行でありがち。
「普段の荷物は少ないし、なんとかなるでしょ」と思っていたら、洋服やお土産でパンパンに…。
ジッパーが閉まらない、詰めるのに時間がかかる、なんて事態に。
🔧対策:
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旅行日数+“お土産のスペース”を考慮して選ぶ
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拡張ファスナー付きモデルにする
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行きは7割収納で余裕を持たせる
「重くて移動がしんどい」
せっかくオシャレなスーツケースを買ったのに、駅の階段でヒーヒー…
軽量タイプじゃなかったり、キャスターが劣化していたりすると、移動だけで疲れます。
🔧対策:
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重さ4kg以内が理想(Mサイズ以下)
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ダブルキャスター&360°回転機構を選ぶ
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滑りやすい素材のグリップや持ち手もチェック
「キャスターがガタガタうるさい」
深夜のホテルや駅構内で「ガラガラガラッ」と響く音、気まずいですよね。
これもキャスターの質が大きく影響しています。
🔧対策:
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静音設計タイヤ付きモデルを選ぶ
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国産ブランドやレビュー評価が高いものを優先
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ゴム製タイヤの方が音が静かで振動にも強い
「TSAロックがなくて空港でトラブルに」
特にアメリカ圏では、TSAロックがないと検査時にスーツケースを壊される可能性すらあります。
🔧対策:
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TSAロック付きモデルを選ぶ(表記に要注目)
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不安な人は2重ロックやワイヤーロックで補完も可
「デザインは気に入ってるけど中が使いにくい」
せっかくお気に入りのカラーで気分が上がっても、仕切りが少ない・ポケットが浅い・ジッパーが硬いと使いにくさMAX。
🔧対策:
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中の構造写真やレビューをしっかり確認
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ポーチや収納グッズとセットで使うと快適度アップ
失敗の多くは、「使ってみないとわからない部分」に潜んでいます。
だからこそ、この記事で紹介してきたように実体験に基づく情報やリアルなレビューを元に選ぶことが大切です。
次章では、この記事の総まとめとして、「快適な旅行はスーツケースから始まる」という結論をお伝えします!
6. まとめ|旅行の快適さは“スーツケース次第”
旅に出るとき、誰しもが「楽しい思い出を作りたい」と願うもの。
でも、その出発の瞬間から帰ってくるまで、意外とスーツケースの使い心地が旅の質を左右していることに気づいている人は、まだ少ないかもしれません。
スーツケースが小さすぎて荷物が入らなかった。
キャスターの音がうるさくてホテルの廊下で気まずかった。
ロックが不安でずっと気を張っていた。
……そんな些細な不便が積み重なると、せっかくの旅も「どこか疲れるもの」に変わってしまいます。
逆に、容量もぴったり、持ち運びも軽やかで、何より“気に入ったデザインのスーツケース”で出発できると、旅の満足度はぐんと上がります。
今回ご紹介した内容の通り、3泊4日〜1週間程度の旅行では、「中型サイズ(40L〜70L)」を基準に、自分の旅行スタイルや目的に合った使いやすくてストレスのない1台を選ぶことが大切です。
そして何より、スーツケースは一度買えば5年、10年と付き合う相棒。
「なんとなく」で選ばず、しっかり比べて、自分に合うベストなモデルに出会ってほしいなと思います。
旅行がもっと自由に、もっと快適になる。
その第一歩は、きっと“スーツケース選び”から始まります。
人気スーツケース比較表(容量60L〜70Lクラス)
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