非正規公務員のリアル:見えない格差と、それでも前を向くために

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「公務員=安定」って思ってた昔の自分に教えてあげたい。 実はその“安定”の中にも、めちゃくちゃしんどい現実があるってこと。

今回は、そんな見えにくいけど根深い「非正規公務員」の実態について、できるだけわかりやすく、リアルな視点でお話ししてみようと思います。

見て見ぬふりされがちな非正規の現実

同じ職場、同じ仕事。でも給料も待遇もまるで違う。 これ、冗談じゃなくてガチです。

たとえば、非正規公務員の年収って、正規の人の3分の1以下とかザラ。 「え?嘘でしょ?」って思うかもだけど、 200万そこそこの年収で、フルタイムで働いてる人もたくさんいるんですよね。

しかも、休んだら収入が減る。病気でも無給。夏休み?そんなのない。 「人を支える仕事」なのに、自分の生活すら支えられないって、どうなんだろう。

契約切れの恐怖と、“やる気を削ぐ”働き方

非正規って、だいたい契約更新制。つまり“いつ切られてもおかしくない”状態で働くってこと。

そのせいで、「どうせあと数ヶ月で終わるし…」って、どこか諦めムードになる人も出てくる。

一生懸命やっても報われない、いつ辞めさせられるかもわからない──。 そんな状態でモチベ保てっていうの、なかなか無理あるよね。

専門職だって例外じゃない

相談員とか、学校の先生とか、専門性めちゃくちゃ求められるのに、非正規ってだけで給料激安。

むしろ「専門職だからこそ、正当な評価が必要でしょ」って思うんだけど、現実は真逆。

10年20年のキャリアがあっても、正規職員とはまるで別世界。これ、ほんとに報われなさすぎる…!

女性が多いってことは、つまり…

非正規公務員の7割以上が女性。 保育士、福祉、教育など、「ケア労働」と呼ばれる分野で多く活躍してるのに、 なぜか待遇は低いまま。

これ、ただの“非正規の問題”じゃなくて、“女性の働き方全体”にも直結してるってこと。

経済的に自立したくても、待遇が悪ければ生活は苦しくなる。 ジェンダーギャップの話って、けっこう身近なところに転がってます。

サービスの質にも関わる深刻な問題

住民の窓口対応や相談業務、子どもたちの教育──。 こういう“人と関わる仕事”を非正規の方が担ってる現場って、めちゃくちゃ多いんです。

でも、待遇が悪いと人が定着しない。 結果として「人手不足 → サービスの質が下がる」という悪循環に。

そして一番困るのは、そのサービスを必要としている人たち。 なんか、すごく矛盾してませんか?

官製ワーキングプアって何?

「公務員なのに生活できない」 これが、いわゆる“官製ワーキングプア”。

国や自治体が、自ら不安定な労働環境を生み出してしまっているという現実。

しかもそれが、社会全体に「これが普通なんだよ」って無言のプレッシャーを与えてたりする。

「公務員でさえこんなもん」ってなったら、民間企業だって待遇改善なんてしなくなるよね。

本当に必要なのは、“ちゃんとした仕組み”

この問題を解決するには、まず「同じ仕事には同じ賃金を」っていう大前提をちゃんと整えること。

それと、非正規でも安心して長く働けるように、雇用の安定やスキルの正当な評価制度も必要。

今はまだ、“仕方ない”で片付けられてるけど、 この働き方を選ばざるを得ない人たちがたくさんいること、その現実をちゃんと見て、声をあげていくこと。

ひとつひとつは小さいかもしれないけど、それが社会を変えていく大きな一歩になると思うんです。


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